次世代モバイル通信システム「5G」が話題になっています。
政府も肝入って「高速大容量・低遅延・省電力・多接続」といった「5G」システムのメリットのみが叫ばれていますが、少なからずインフラにかかわる側としては疑問に思う点もあります。
モバイルネットワークインフラが現行の「4G(LTE)」から「5G」へと切り替わっていくのは間違いないところです。また5G基地局とモバイル端末間で実現される「省電力」も期待して良いとこです。
メリットとして挙げられている「高速大容量」「低遅延」についてはその実現に若干疑問が残ります。
いずれもユーザー側のモバイル端末と相手先となるサーバーや端末の間が、どのようなネットワークを経由し接続されるのかによって「高速大容量」「低遅延」が実現できるかどうかにかかわってきます。