お客さまのご利用中のBフレッツ ハイパーファミリーが遅い・エラーになるとのご相談がありました。
訪問調査したところ、外部へのpingテストでタイムアウトエラーが不定期に発生。
このお客さまはインターネット接続用と拠点間通信用(フレッツ・グループアクセス)の2回線をご利用中で、それぞれONU・ルーターとも別に利用されていますが、両方共にpingでタイムアウトが発生しています。
共通のLAN側スイッチや電源など検証しましたが問題はつかNTT故障受付に連絡して、局とお客様側ONU間の折り返しテストも異常なし。現象が改善されないので現地に来てもらいました。
まずはONUを交換。障害箇所を切り分けるためにお決まりのフレッツスクエア・フレッツスピードテスト用のサーバーにpingテスト。残念ながらまだタイムアウトが発生します。局側パッケージの再起動など、できる限りのことを試してもらいましたが改善しません。
お昼になったので一旦局に戻って出直すとのことでしたが、その後原因が解ったとの電話が入りました。
原因は別ユーザーの機器がループしていて異常な通信が発生し、その影響でタイムアウトが出ていた。ループ原因を取り除いてもらったところ復旧したとのこと。
他ユーザーの接続ミス?が原因でここまでの影響が出てしまうというのは驚きでしたが、今とろ調ています。
1本のGIGA回線を最大32分岐して使うGPONなので、少なからず他ユーザーの通信に影響されることは理解できますが、pingでタイムアウトが発生してしまうほどの影響があるとは予想もしてませんでした。
結果オーライと言いたいところですが、本当に原因がユーザー機器の接続ミスだとすると、また同様のトラブルが発生する可能性が残りますし、ある日突然に通信が不調になってしまうなんてことも考えられます。
また今回のケースでは調子が悪くなってから約1ヶ月経過してようやく復旧。調子悪いながらも断続的に通信できていたのも調査・復旧を遅らせる原因でした。
同様のトラブルに見舞われている「隠れ被害者」が結構いそうな気がします。
共用型のBフレッツサービスご利用で遅い・調子がいと感じたら、とあえpingテトしみくさ。
ちなみにWindowsデフォルトの4回くらいではタイムアウト発生は見つかりません。100回以上のテストが必要です。
ping www.yahoo.co.jp -n 100
1回でもタイムアウトが表示されたら要注意。
尚、インターネットサーバーへのテストだけだとNTTに問い合わせてもプロバイダーのせいにされちゃうので(笑) 念のためにフレッツスクエア・フレッツスピードテストにも接続してpingテストを行って見てください。